プレス加工業界は、自動車産業をはじめとする各産業の一翼を担う協力工場形態の企業が多いです。
これらの企業に求められることは、発注者の要請に“いかにスムーズに応えられるか”である。
求められる内容は時代と共に変わり“量の時代”から“品質の時代”となり、今日ではこれに加えて、開発から量産までの時間をいかに短縮するか“立ち上がり時間短縮”が厳しく要請されている。
したがって、時代と共に変化するニーズに素早く正確に対応していく体制作りの中でいかに付加価値の高い仕事を行っていくかが急務になっています。
プレス加工は本来、加工効率の面においても、品質の面においても、金型技術に依存する割合は極めて大きく、とくに実際の生産に際して金型のメンテナンス技術に大きく左右されます。
プレス加工は、このように金型、メンテナンス、プレス機械、被加工材などの複合化、集成化された技術です。
そこを掘り下げると技術と技能の競合と一体化の結晶だと私は感じます。
まさに日本のもっとも得意とする生産技術の典型です。
小企業は大同団結して、協業化、株式による企業合同などの共同組織を作って、大企業に太刀打ちできる様な共存共栄、一心同体の組織にすることによって、技術の向上と自動化の推進、設備資金の獲得などに積極的に取り組むことを考える時期がきていると感じます。
当社においても社会的責任として、プレス加工業の生産性向上の為のよりよいシステムの為企業努力を惜しまないつもりです。
今後さらにプレス加工業者の努力によって、未来が切り拓かれていくことを信じています。
代表取締役田邊 元康